特別用途地区とは?その種類は?

投稿日:2017年1月25日 更新日:

特別用途地区とは

特別用途地区とは

特別用途地区は簡単に説明すると、「定められている用途地域の規制に、新たに制限や緩和を定めることができる地区」のことです。

詳しく見ていきましょう。

特別用途地区は都市計画法第九条に下記のように定義されています。

用途地域内の一定の地区における当該地区の特性にふさわしい土地利用の増進、環境の保護等の特別の目的の実現を図るため当該用途地域の指定を補完して定める地区

つまり、用途地域が定められている地区に、重ねて指定を行うことができるというものです。この「重ねて指定」という点がポイントです。

さらに、建築基準法第四十九条に下記のように定義されています。

1 特別用途地区内においては、前条第一項から第十二項までに定めるものを除くほか、その地区の指定の目的のためにする建築物の建築の制限又は禁止に関して必要な規定は、地方公共団体の条例で定める。
2 特別用途地区内においては、地方公共団体は、その地区の指定の目的のために必要と認める場合においては、国土交通大臣の承認を得て、条例で、前条第一項から第十二項までの規定による制限を緩和することができる。

「前条第一項から第十二項まで」というのは用途地域内の建築してはいけない条件をさします。
つまり、用途地域内での既に定められている建築の制限に加えて、制限や禁止の規定の追加するのは地方公共団体の管轄ででき、国土交通大臣の承認を得れば、用途地域の制限を緩和することもできる
ということです。

特別用途地区の種類

特別用途地区の種類は地方公共団体が名称や規制内容を自由に定めることができます

従来は特別用途地区の種類は規定されていおり、下記のような地区が定められていましたが、
現在では、地域の状況に合わせた指定や制限をするため、名称を自由にできるようになっています。

  • 特別工業地区
  • 文教地区
  • 小売店舗地区
  • 事務所地区
  • 娯楽・レクリエーション地区
  • 観光地区
  • 特別業務地区
  • 厚生地区
  • 中高層住居専用地区
  • 商業専用地区
  • 研究開発地区

-カテゴリー: 都市計画法

執筆者:

関連記事

高度地区とは

高度地区とは?

高度地区とは? 高度地区とは「住みよい街づくりのために用途地域内で建築物の高さを定められる地区」のことです。 都市計画法第九条では下記のように定義されています。 用途地域内において市街地の環境を維持し …

筆界とは

筆界(ひっかい)とは

筆界(ひっかい)とは、登記された土地の境界線のことを指します。 土地の最小単位の範囲を表す「一筆の土地」の境界線を指します。(参考:一筆の土地) 不動産登記法の第百二十三条には下記のように筆界の説明が …

都市ガスとLPガスの違い

都市ガス・LPガス(LPG・プロパンガス)の違い

住宅を購入したり、引っ越しをする時に目にする「都市ガス」や「LPガス」「プロパンガス」というキーワード。 ガスっていうことは分かるけど、、、それぞれどんな違いがあるのでしょうか?今回はそれぞれの違いを …

ロフトは床面積に含まれますか

ロフトは床面積に含まれますか?

ロフトは床面積に含まれますか? ロフトが床面積に含まれるかどうかは、ロフトの構造によって変わってきます。 一定の条件を満たす場合には、「階」としてではなく、「小屋裏物置」とみなされるため、床面積には含 …

市街化区域とは

市街化区域とは

市街化区域とは 市街化区域は都市計画区域内で区分された区域(区域区分)のひとつです。 市街化区域は下記のように都市計画法で定められています。 すでに市街地を形成している区域 おおむね十年以内に優先的か …

\いいね頂けると嬉しいです/
\フォローいただけると嬉しいです/

スポンサーリンク

物件・土地募集